それでも辛いけどね俺は俺達は

 連絡:今日このブログにログインしようとしたらなかなかできなかった。もしかしたらある日急にログインできなくなってブログ更新終わるかもしれない。それか俺が幸せになって何も悩まなくなったら終わる。更新頻度こそ減ったが、俺にとってこの掃きだめはまだ必要だ。いや、社会人になってより必要になってきたかもしれない。年齢を重ねるにしたがって、弱音や愚痴を吐き出せる場所が少なくなっている。だからこそ、歯に衣着せず矛盾を恐れずゴチャゴチャ言えるココに時より立ち寄るのだ。

 

 実習の工場労働もあと2週間となり、後ろ向きなやる気が出てくる。もうこの工場から学習できることは少ない。淡々と日々を消化していくだけ。今の懸念は、これから先のオフィスでどうやって「勝ち残る」かだ。日系企業とはいえ、いつまでも成長しない社員をホワイト&有能部署に置く義理はない。マシンエンジニアとしての知識・技術をあと3年(目安)で蓄積させて、ビジネスマンとしての手腕も確立させなければ俺の社内時計は進まないだろう。工場で学習したこと、成長無くして未来無し。現実はヒラのままぬくぬくではない。ヒラは追い込み部屋で9999時間残業させられて終わり。金を稼ぐというのは大変だ。

 

 

 まあ、そんな俺だが世間的なステータス自体は持つようになった。高収入高学歴。平均からしてみればそんなところ。だが、どうしても幸せだとは感じられない。俺が幸せなら、満ち足りているなら、もっと人の目を見て話すこともできるし服に着られることもないし街中を無意識に堂々と歩ける。昔にみんなお揃いの汚い服装で汚いラーメン屋に行ったときはもっと楽しくて目線気にすることなんてなかったのにな。

 

 正直言ってしまえばあと俺に足りないものは人だ。人からの愛情。愛情なんて言葉は誰が作ったんだ。全く感じられないし想像もつかない。俺もまだ知らない。肉の味を知らない。愛という名の幻獣を追い求めているハンターだ俺は。休日の駅前にはたくさんいるんだけど...。

 

 友達は少ないけどいる。会社に居場所はある。仲の良い家族はいない。恋人もいない。こんなのは水とパンだけ食べて暮らしているようなものだ。家族は野菜で恋人は肉。こんな悩みを人に相談しても「たかが肉なんて」って肉をほおばりながら一蹴されてしまう。たはは。

 

 問題の根底は肉が目の前にないこと、ではない。肉を手に入れられないということだ。俺のような発達障害をこじらせていて挙動不審な人間は、見た目でわかる。センサーの感度は人それぞれだが、体感女性の方が強い気がする。群れ社会に属していたからか、外れ者を見つける能力が強いのだろうか。

 とうの本人以外からしてみれば「パチンコは遠隔操作されてる!!」と同じ程度のオカルトに聞こえるだろう。だが、これは事実。アスペの作りだす雰囲気は唯一無二で、健常者に”変”と思わせる。相手の度合いが強ければ俺ですら感じ取れる。俺はそういう人達と会ってもそこまで気にしないけど、マッチングアプリで出会った女の人からしてみればどうなんだろうね。ま、すぐにハズレ判定でゴミ箱ポイっと。

 

 みんなは、じゃあ治せばいいじゃん意識すればいいじゃんって言う。かなり大変だ。俺もそれなりに意識しているが、出来上がっているのは「何かを意識している変な人」だ。笑おうとしてるのかな?目を合わせようとしているのかな?まるで不気味の谷。いや、それならまだいい。やがて順応するのだから。問題なのは変な要素を消せていないことだ。ゲボの吐かれた部屋に芳香剤を置くようなもの。本当に俺はカメレオンとして生きていけるのだろうか。それとも変な人間を受け入れてくれる誰かと出会えるのだろうか。アスペ同士で相性がいいかって言うとそういう訳でもないしね。ちょっと想像すれば地獄絵図が浮かぶだろう。

 

 

 まとめ。俺は、俺達は現在は会社勤めや一緒にゲームができるくらいには社会に居場所を与えてもらってパンと水を貰っている。しかし、恋人や家族といったし好品は手に入れにくいというのが現状だ。これは、俺達に刻まれたオーラによるものであり、消すことはできない。甘ったれたことを言えば、もっと社会が俺達に対して寛容になってくれればいいんだけど。前から何回も言ってる、「クラスに1人いるあの子を抹殺するな」って話。まあ、こっから社会不適合者を会社から追い出すような流れにならないことを祈るばかりだ。

 

 俺達はパンと水だけで暮らしている。もちろんこれで「健康的で文化的な最低限度の生活」を遅れてはいるのだが、周りには肉と野菜も食べている人達。これを辛いって言うのは甘えではないと思う。アフリカの子供にだって部分的に負けてるんだから、アフリカの子供を引き合いに出しても効かないよ。