即落ち2コマ

 1か月ぶりくらいかな?GW満喫して、んで今。モチベが上がったので筆を進めます。

 

 本題。

 別れました。2か月。研修としては長かったけど、業務としては短かったね。

 さて、今回の人間関係研修で得られたことをつづっていく。

 

 まず、人間関係はすり合わせであるということ。同じ人間がいないということは、距離を縮める度に摩擦が生じる。そして、少なくとも片方はすり減らさなければいけない。

 つまり、相手に合わせることのできない人間は距離を縮めたときに酷い摩擦を起こししまう。それが俺だ。

 相手の会話に合わせる、すなわち気持ちを読んで相手が喜ぶ正解の選択肢を選ぶ。すり合わせの最頻項目。これができなかった男がいるんですよ。やっちまったなあ。

 気持ちを読むリスニング、正解を書くライティング、読み上げるスピーキング。3つ合わせて100点なら、自分は10点10点10点の3割。読み書きの不自由はただのアスペの呪いなのだが、特に致命的だったのが自分の気持ちを曲げて正解を読み上げること。些細な事であればいいのだが、真面目に話そうとするとついつい配慮一切なしの自分の考えが出てしまう。快感を求めているのか、嘘を吐くストレスを避けているのか。両方。

 スコアに恵まれない人間は参考書を読むなり場数をこなすなり痛覚を焼失するなどして伸ばすしかない。それができない人間は、深い人付き合いという外世界で成功することは難しい。

 

 

 

 次は、人間関係は信用と期待によって成立しているということ。

 職場の人間は共通目標である仕事の達成に向かう、と信用する。仕事をクリアできる能力を期待する。

 友達は裏切らないことを信用する。面白さや楽しさなどの要素を少なくとも1つは期待する。

 家族は殺さないことを信用する。共同生活を支え合うことを期待する。

 恋人は…互いに好きであると信用する。献身を期待する。いや、この項については微妙な感触。恋愛博士なら正解知ってんじゃね。

 

 この場合、俺は信用すら裏切っていたということになる。

 まず、俺は相手のことを条件で選んでいた。感情ではなく。ドライ。だから気持ちが付いてこないし、仮についてくるとしたら相手に重くのしかかる期待ありきだろう。そして期待もしていなかった。しいて言えば殺人などの裏切りをしないことくらい。

 相手は俺を好きである信用もかけていたし、相手好みの対応を俺がすることに期待していた。契約成立。見かけ上は。

 ただ、簡単に契約できたつもりが、俺にとってはかなりキツイ期待がのしかかっていた。

 ペットあるいは飼い主になること。要は相手を甘えさえること。それをこちらが望むこと。そう、最初の項で書いた「相手に合わせる」は今回の場合、相手の気持ちを立てるアクションをしなければならないということ。

 これをストレスなく淡々とできる人間はどれほどいるのだろう。俺はそう疑問に思うくらいに参っていた。時にペットに、時に飼い主に、対等な関係とは程遠く感じる。

 

 なんてカッコつけて言ったものの、実態は俺が気持ち合わせた言葉言わなくて正論ばっかり言いまくって愛想付かされただけね。これが真実。

 

「人の気持ちもっと考えてよ!いろいろ知ってるのになんでできないの!」

 

 こんなセリフを昔読んだラブコメの主人公がヒロインから言われていた。彼は当時17歳。俺は26歳。10個上の俺はまだこの階段を上れていない。上ろうともしていなかった。

 

 

 まとめ。人間関係は距離を取るか相手に合わせるか。人間関係を持つときは相手からの期待を確認して、可能な量を互いに把握すること。

 以上。1万円(アプリ課金分)と3か月をかけた勉強会だった。

 しばらくは恋人を作らないで生きてみようと思う。幸せな家庭を持つだけなら、婚活フェイズで頑張ればいいし。恋愛遊びはいいかな。こうして俺はまた不幸になって時間に恵まれて経験値も積めたので、小説を書けるということだ。3か月ぽっちの経験で恋愛パートが薄っぺらくならないか不安ではあるが。