不足感っていうんだっけこういうの

 何かが足りない。それを熟語にしたら「不足感」って言うんだっけ??そんなのがサブタイトルのいきさつ。

 

 足りない。物欲の強さか完璧主義かそれとも飢えているのか。全部。きっと他人に求めすぎている上に、満たされないが限り苦しみが続く。

  

 何がだよってなるのでもう早々に言うと、愛されたことがないという悩みだ。

 愛されたこともなく、愛される自信もない。

 

 きっと世の中にはこんな悩みを持った人間がたくさんいるのだろう。虐待家庭で育ったアスペというだけの俺が引っかかっているのだから、愛を知らないモンスターは世の中にたくさんいるのかもしれない。

 普段は演じて演じて演じて、相手を騙して気を引いている。職場の元気ある新人として、趣味に努力している後輩として、面白星人として...。ただ、そんなことをしていても空虚だ。役割を演じて承認されて、それだけ。役割以上の人格は求められていない。最早これだけなら生きてる意味がぼやけてくる。

 

 誰か俺自身を承認してくれ。

 

 マッチングアプリをやっていても感じた。条件だけで言えば選ばれてもいいはず。だがいざ会ってみて演技してもしなくても続かない、好かれない、選ばれない。俺自身が他人様に愛されるような人間じゃないと思い知らされた。

 容姿が、口調が、態度が、素振りが、目線が、会話が。悪かった可能性を挙げるときりがない。じゃあコレ直してもっかい行けよって話になるけど、全部模範解答と入れ替えた自分って何なんだよ。もう俺の人格はロボットと入れ替わっている。そして、二度と素の自分を見せることができなくなる。

 

 笑顔が硬くて、抑揚のない喋り方で、すぐに落ち込んで、猫背が残ってる、そんな人間はやっぱり誰からも好かれないのかもしれない。笑顔の練習発声練習セリフの練習...演劇の稽古のような練習を繰り返してどうなるんだよ。

 

 普通なんてないって言う人間がいるが、普通はある。常識もある。「空気」と同じくらい存在する。俺も認めたくないが、持つ側の人間が輪郭の見えないまま敷居として設けている。じゃなきゃ概念できてねーだろ。 

 この場での普通は、容姿を完璧にして詰まることなく相手のしたい会話をこなせること。そして相手の価値観にベッタリ合わせること。 普通ってのは向こうが決めることだから。好き嫌いに大義名分つけてさ。

 

 そもそもの話、何者からも承認が得られないという状況に耐えられない自分が弱いってのもある。それこそ、俺のような社会不適合者は自尊心を無視して無敵の人にでもなってしまった方が楽なのかも。無駄に身なりだけ良くなって、無難な会話ばかりしたがるオッサンになるよりかは

 

 結論:たくさんの人から好かれてないし、それが辛い俺は弱い

 

…とまあ愛される一次選考で落とされた僕でしたっと。

このブログ書くとホント気分が落ち込むんだよな。普段娯楽で誤魔化してる暗さと向き合わなくちゃいけなくなるから。