純粋にコミュ力が足りない

 まず近況報告から。最近は部活の追いコンで同期や後輩、社会人の先輩と会っている。俺が就活生で周りも就活生だったりする。周りから話を聞くともう最終だとか。俺の方は2戦2敗。どちらも一次面接で落とされた。周りがつまずいていない段差に俺がつまずいているということを知り、少し憂鬱になる。悪い意味で普通ではないのだから。普通の人に出来ることができないといういみあいで考えれば、障碍者ともいえる。第一志望のところ落とされて辛かったな。障碍者雇用として受ければよかったかもしれん。

 

 多分俺はコミュ障だ。女と話すとぎこちないというレベルではない。人と話すとぎこちないのだ。頭の中でフォーマルな会話文を形成する能力が低い。このブログの文面を見てもらえれば分かると思うが、明らかに俺の作る文章は異常である。考えながら書き起こしていてこれなんだから、実際会話中に即興でセリフを考えていたらもっと違和感の強い文面になるのは明らかだ。雑談なら、相手がぎこちなさを感じても致命的ではないが、面接では、ね。

 

 あと致命的な弱点としては、割と見当違いなことを言ってしまうという点もある。よく言えば天然、悪く言えばアスペだ。自分が言葉を返して、それで相手の反応が芳しくない時は大抵見当違いなんだろうなって。少なくとも相手を喜ばせる会話をしていないということは事実だ。相手が俺に期待していることを察せていないのか、それともそもそも相手が何を言っているのかがわからないのか。本やアニメのコンテキストを理解できない訳ではないから多分後者なんだと思う。

 

 以上の2つのコミュニケーション障害を、どのように治すのか。治せなければ仕事探しもままならないぞ俺。 

 文章形成能力の低さは、雑談中などに「普通のセリフ」を意識するか。と言っても、多分俺には「普通のセリフ」の語彙が少ないんだと思う。何を言うにしても、自分の感情や考えを0から構築しているのだ。3年前、自分の興味本位で研究所にお邪魔したとき「今日は、色々教えてくださってありがとうございました」と俺は言った。それに対して所長から「もっと『お忙しい中お時間を使っていただき』とか、言い様があるだろ」と苦言を呈された。普通の人ならこのレベルの言葉はすらすら言えるのだろうが、セリフをストックしていない俺には難関だった。 このようなことが多く、面接官に口下手な印象を与えてしまっていると思われるから、いつもセリフを意識して喋ってみようかな。

 見当違いな返答については、相手が何を言って欲しいのか意識することが大切なのかもしれない。一瞬で相手の言った文面とその意味を理解するのは難しい。勝手に脳で補完する割合が高いのだろうか。抽象的な部分を自分の中でおさまりがいいように解釈しているというのが多分見当違いの理由。多分俺の返答自体も「解釈の内の一つ」の返答としては合っている。ただ、解釈が違うから大外れって訳。抽象的なことを言われたときは具体化させて訊き直してみようかな。抽象の中にも何をききたいのか、という要点はあるはずだし。

 

 普通の人がすらすらこなしているこんな簡単なことを俺とかのガイジはたくさん練習して「人モドキ」を演じれるようにならなければいけない。それは面倒だけど、早く人間になってみんなとお話したいから頑張らなきゃな。