まあ、病むよね

 最近、同い年の友達に半年ぶりに会った。俺のtwitterを見ているのか知らないが、「病んでないかー?笑」と一言。元々良く気の利く彼だったので、俺の当時の心情を読み取っていたのだろうか。 俺は「ゲームめちゃやってるから平気」って返した。まあ、そのまま「病んでる」なんて言えないだろ。 実際は半分病んでた。

 当時は、いや、今もだけど面接落とされが続いていた。俺が夏からインターンに行っていた企業群が全滅した。機械系のなりそこないで、辛うじて流体解析ソフトを弄っているような専攻の俺が、電機や半導体企業を受けていたから今思えばダメ元だ。説明会に行って「専攻外の人でも働いています」なんて甘言を真に受けた俺はそのまま選考に突っ込んで爆死。「あなたのスキルをウチでどのように生かしますか?」「研究室を変えて未経験分野でも一から勉強し直すガッツがあります」まあ、専攻外で研究室も変えた俺が言える最大限のアピール兼言い訳だろう。いくつかの企業を落とされたことで編み出したこの言い分でも通らなかった時点で、もう電機の絡む機械分野は無理だろうな。お祈りメールを貰ったことで俺は諦めた。

 

 元々不利な勝負を挑んでいたのだから、落ちていたとしても仕方がない。それでも、夏からコツコツやってきたことが無駄になったのだから辛いものがある。友達に病んでるか訊かれたときに俺は実際病んでいた。就職留年で1年かさまししても、その間に修士号取れないか内定貰えなかったら死ぬことを考えていた。 計画的自殺というやつか。自殺を考えていることが病んでいるということであれば、俺は病んでいた。これが結論。

 

 今は流体解析ソフトウエアを取り扱う企業と、自動車や飛行機等製造業を漁っている。元々重工系がキツイから電機や半導体に行こうとしていたが、今では重工にも落とされるのではないかと懸念している。仕事探しの役に立たない専攻。みんなはちゃんと工学部に行こうな。仕事探しなんてクソゲーに精神削る必要なんてないぜ。