俺、協調性なかった

 他の友達・知り合いが就活を終わらせている中、俺は全く終わる兆しが見えない。

 まだ就職浪人を覚悟するには早すぎるが、なんとなく焦りを感じる。

 今日、なんとなく俺が就活も人間関係もうまくいかない理由がわかった気がする。遅すぎる問題点の再発見をこれから書き記す。

 

 要約すると、俺には協調性がない。協調性。そう聞くと「みんながおもちゃの片づけをしている中、ボーっとしていて手伝わない」みたいなレベルをイメージしがちだが、実際はもっとハイレベルなものだ。人と協力することは難しい。

 具体例を出すとするなら、会議だ。在籍しているサークルでよく、イベントのアイデアを作ることがある。アイデアを持ち寄ることもあれば、切羽詰まってその場で考えなければならないこともある。そんなとき、俺はよく「自分の中で最強のアイデア」を出す。全く自慢ではないのだが、このアイデアは採択されることが多い。でもこれには問題がある。正解ではあるがみんなの正解ではないのだ。正しいけれど心がないといった感じか。それお前だけでよくねってなる。俺の意見が採択されるのは大体会議を早く終わらせたいとみんなが願うとき。そもそもみんなの会議モチベーションを保たせることができていない点で不合格である。

 対して、キチンとみんなで意見を出し合って行ったイベントはみんな楽しそうにしている。ほんとにもう、みんなが。抽象的で伝わりにくいと思うが、誰も惰性で決に従っていないという感じだ。なんか、こういう話し合いを主導できる人間こそが協調性を持っているのだろう。

 

 人に言われて手伝ったり、「やることないですか」って聞きに来るようなレベルでは多分協調性が足りない。俺の協調性のレベルは正味その程度だ。まあ、これを見抜かれて就活でも落とされているかもしれない。いや、面接官じゃないからよくわからんけど。

 話はこれでまとまっている。うん、後は蛇足。

 

 いやー、輪に入るのってむずくね? 既存の輪に入れないのだが。別に特別嫌がられもしないって言うのはわかるんだが、誘われでもしないと入れない。自信が足りないんだろうな。こういうことがあるから、俺は自分が輪に入っているときに積極的に他の人を誘うようにしている。