VS.女性向け漫画(加筆修正済)

 寝る前に書くブログってどうしても早く書き終わろうとして足りなくなっちゃう&いつもの思考パターンで雑になっちゃうんだよなあ。社会人になる前に見切り発車癖を治さないと。

 

 サブタイトルが漫画「ポケットモンスタースペシャル」みたいでいいね。ちょっと性別情報を雑に叩きつけて読者を煽るような今風炎上狙いしてるみたいで嫌だけど。内容はまあまあおもろいはずだから安心して。

 

 ジャブとして雑談から。一日テレワークした。学生のテレワークなんてサボりと同値なんだけど。いつもなら自分の作業机欲しさに研究室に行くんだけど、午後に眼科行く予定あったから。目的はコンタクトレンズの購入。結局視力検査とかこまめにした方がいい買い物になるからね。それでいつも利用してる眼科に行ったわけ。でも院長体調不良でお休み(少し心配だ)。はい、コンタクト頓挫。 これで何が起きるかっていうと、来週の飲み会にメガネで参加することに。都会に出かけて数年ぶりに会う面子…みんな輝かしい生き方をしてるだけあって、俺もカッコつけたかった。まあ、どうせ俺が小ぎれいにしたところですぐに虚勢剥がされて終わりだろうから、最初っからド陰キャ丸出しメガネでもいっか。見た目だけでも偽って「あの頃から成長しました」感を出そうと思ってたんだけどなあ…。 仕方なし。どうせなら3万円したメガネを自慢してくか。大丈夫、眼鏡自体はカッコイイんだ。俺が付いてこれないだけ。

 

 

 

 本題。普段からウジウジしてる俺だが、一丁前に欲はある。色んな欲が。そしてエロ漫画も読む(そんな下ネタ話さないと思うから身構えないで)。いつもはハチャメチャなものばかり読むのだが、今日は趣向を変えて女性向けのものを。専ら、読み始めてから「あっ、これ女性向けだ」ってことに気付いた。今日はその本のレビューと読んでいて生じた内省について書く。

 

 

 女性向け漫画の特徴。男女両方が出てくる3人称視点。男性向け漫画は基本的に一人称視点。なぜそうなるかっていう理屈はわかんないけど、実態としてそうなのだ。エロ漫画なんて星の数程あるワケだから反例ももちろんあるよ。でも俺が読んだのは男女どっちもガッツリ出てくるタイプのやつ。少なくとも作者は女性だろうな。

 

 作品の内容。短編集なのだが共通事項として内面に癖のある女とモテ属性のイケメンがイチャコラする。女の方は頑固だったり不器用だったり…って感じ。男の方は女慣れしてたり要領良かったりする。終始女側は受動的で、男の攻めっけに為すがまま。そして女は口ではどうのこうの言ってるがまあ、その実喜んでいる。経験のない俺でもすんなり受け入れられるような構造。んで、そういう作品を読んでいてどう思ったか。辛くなった。絶望した。

 

 

 作中の男がモテるには理由がある。第一。もちろん漫画だからだろうけど、容姿がいい。みんな小奇麗な服を着て髪型もウェーブがかかってたりガチガチにセットしてたり。床屋のオッサンに切ってもらった髪型の奴なんてどこにもいないし上から下までユニクロの奴も1万円しない靴を履いている奴もいないし髭脱毛をしていない奴もいない。そう、イケメンたる理由があってイケメンなのだ。

 よく「男は見た目じゃない」と言われるし俺も都合がいいからそう信じているが、実のところ見た目だ。先程挙げた敷居を越えて初めて人から男性に評価が変わるような気がする。もちろん高身長や整った顔を親からもらったギフテッドは別だが。

 「こんな僻み見飽きたよ~」って言う人もいると思う。だからこの項はもう終える。俺が恋愛なり交際なりをするにはまず、見た目を金十万と1か月程かけて調整しないといけないということに気が遠くなった。

 

 

 第二の理由。内面。作中の男達は必ずしも聖人ではない。むしろかなりエゴイスト。口に出すかどうかはともかく、周囲の人間に対する負の感情もポコポコ描写されている。行動も合わせるとクズと言われかねない者もいる。だが、そんな直情的な彼らはバカみたいにモテる。モテない人間にもそういった負の条件を満たす者は多そうだが、何が違うのか。

 自信。生まれながらにして持った「自分は正しい」という漠然とした立ち振る舞いや言動から醸し出される強者感。毅然としてるのだ。少し古い言い方になるが、雄なのだ。第一にまっすぐな雄であること。第二に容姿がいいこと。その次に口先のうまさ。それだけ。強い雄であることが魅力なのだ。

 そして、俺には圧倒的に内面が足りない。魅力という最も必要な条件を満たしていないことに気付き、滅茶苦茶辛くなった。ここらへんをもっと掘り下げていく。

 

 

 

 人間には魅力というステータスがあると俺は思っている。そして、魅力は内面の話だ(よっぽど容姿が優れていれば話は別だが)。大抵どんな人間にも魅力はある。俗に言う性格が悪い人でさえ、持つ人は持っている。自信を。自信というのは「自分はこういう人間です」と良さも悪さもアウトプットするために必要不可欠だ。むしろ自信がないと「僕はどんな人間なの~?」って周りに訊いているようなもので、周りからしてみればそんなこと知ったこっちゃない。だから、自信のない人間は得てして魅力がない。逆に自信のある人間からは魅力があふれ出ている。

 

 これは身の回りの具体例なのだが、俺の周りの男女両方からモテている人間の中で、聖人というのは実は少ない。大抵はドライだったり利己的だったり理屈的でなかったりする。理屈で考えた「誰からも好かれる/嫌われない人」とは全く異なる。だが、彼らには共通して確固たる自信がある。自分はこんな人間で自分の考えは正しくて自分はこのままでいい、そう思っている様子がありありと伝わってくる。そこから自信量が減っていくとモテる度合いも減っていって、グラフの端っこにいるのが俺ってワケ。

 

 この歳になるまで気付かなかったが、根拠のない自信というのは大事だ。というのも大抵の人間は自信に見合う根拠なんか持っちゃいないんだから。むしろ、根拠がないからこそ自信と俺は言いたい。いちいち根拠を探すような行為自体がナヨナヨして自信がないから。

 

 一旦まとめる。エロ漫画の男がモテる理由は容姿がいいのと自信があること。突き詰めて見ればこれだけ。というか自信がありありと見た目に表れているというのもデカイよね。

 

 そして更なるコンプレックスとして作中の男は女から出る仕草や態度、わずかな言葉からキチンと心情を見抜く。そういった光景は俺からしてみればとてつもないハイコンテキストな会話が行われているように見えた。 心の内を見抜いて、会話して…。もっと言語化してくれ~って思う反面、自分には得られなかった成長を経て彼ら彼女らはコミュニケーションモンスターになったんだなと。

 成長の機会損失によるコンプレックス。俺は交際という経験がないから心情についてやりとりを交わした経験も少なければ読み合いも下手くそすぎる。そして昔から変わっていないとう不安…。自分が悩んでいるのって失言をしたり疎遠になったりイジメられたりといったもっと程度の低い次元の悩みを繰り返してるだけなんだよなあ。いい加減成長したいと思って日々やきもきしてるし、きちんとしたリア充を見ると焦る。

 多分実際はそんなに心の深い読み合いや差し合いになることなんて少ないんだろうけど、いい加減自分も成長してそのステージに行きたいと強く思った。

 よく言うよね、いい歳して恋愛経験がない奴は脳内がガキのままでヤバイって。あれ俺ね。

 

 以上が今日エロ漫画読んでて気づいたこと。モテる構造とリア充非リアの脳の違い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここからは恒例の「どうして俺は~」コーナー。「こういうことばっか書いてるからいつまでたってもお前はモテないんだ!」ってみんな言いたいと思うけど我慢して。知ってるから。ブログを捨てよ街に出よだよホントもう。

 

 俺にはコミックとしての魅力以外がない。この場での面白いってのは変なこと考えたりしゃべくったりこんなブログ書いてる生き様だったりを見て笑えるってことね。俺だってこんな人間の半生をwikipediaで読んだら面白いと思う。ってかそういう本既にあったよな。阿Q正伝って言うんだけど。

 

 こんなこと言うと「あんたのこと好きな人間に失礼だろ」と自分でも思うが、実のところ俺に好意的に接してくれている人の殆どは「コイツおもしれ~」だけでファンになってもらっている。お笑いのファンと同じなんじゃないかな。現にこのブログで書いているようなことを話すと9割はぴゅーっといなくなってしまうだろう。

 特に俺は女から好かれたことは人生で一度もない。面白マンとして好かれたことはあったかもしれないが、性的魅力なんてのからは程遠く、介護のような会話しかさせてはもらえなかった(無料でキャバクラだと思えば少し得か?)。こうなった理由は前述したとおり、魅力不足だろうから納得してる。

 

 

 いやいや、面白いならそれでいーじゃん!って明るい人なら言ってくれるだろう。だが、俺の面白さというのは人工なのだ。俺の思想と思考によって作られたギャグやボケ、生き様。作ったものでしか評価されていないというのは悲しい。わかりやすく言うと…ゴッホはなあ、人物が評価されてんだよ!絵はそうでもないんだよ!、の逆。 

 そもそも金の卵を産む鶏として評価されているだけでありがたいのだが、俺は贅沢なことに「ありのままの俺を誰か好きになって~!」と走り回っているのだ。だからこそこんなブログを書いているというのがある。 ちなみに後輩からは「あんなブログ/あんなtwitter」なんて言われていた。糞を愛食する異常者を探すために糞を垂れ流しにしているようなことしてるからしゃーない。俺のアイデンティティがそれぐらい癖強いってだけだから。

 

 

 脱線したが、やっぱり俺は現状面白マシン以外の魅力を殆どの人に感じさせたことがない(主観判断だから全く尤もらしさがないけど)。こんなブログを書くくらいに自信が欠損してることがデカい要因になってる。おまけに人間関係が進展しないから成長していないというモンスター仕様。 多分治すには自分を聖人化させることよりも(結局演じてる自分しか愛されなくて堂々巡り)俺を好きな人ができるのが一番なんだろうけど、失敗したことがいまだに尾を引いている。演じればいいのか堂々と本音で話していいのかわからん。ただ、最近は演技の仕方も本音の出し時も全てが周りとかみ合ってないような気がして参っちゃってる。

 

 うーん、自信ってのがゲシュタルト崩壊してるな…。正直かなり俺自身は頑固者だから決めつける側面で自信はあるんだろうけど。他人を自分の物差しで測ることに抵抗が小さいし(よくコレをやたらめったら批判する人いるけどじゃあお前はそんなに立派な物差しを持ってるのかって言いたくなる唯物論VS観念論の構図)。

 多分、自分の都合の良いように考えるのが苦手なんだろうな。もっともらしさの方を優先するしリスク計算して安パイしか取らない。いい人ぶって自我を押し付けない。誰かと遊んでいて「もっと遊びたいでしょ」と思うか「もう相手は帰りたがってるかもしれない」を並べて考えた挙句「この後どうする?」なんて訊いちゃう。どちらかというと自分に都合の悪いように考える癖があるまである。見え見えの保険だ。期待して裏切られるのが怖いから期待しない手法。俗に言う人間不信。なるべくしてなったから仕方ないといえば仕方ないけど。

 

 

 

 はい、聞き飽きたような流れに合流したので今日はここまで。もっと堂々と自我を押し付ける強い雄になることがメソッド…なんだけどオリジナル個性にも問題あるから茨の道だよなあって話。 以上。