誰だって悪口を言っているし言いたいけど

 体感すごい久しぶりなので雑談から。実際は1週間だけのブランクなんだけど、文章全然書いてなかったからタイピングの腕が鈍っているね。めっちゃ遅い上に打ち間違いばっかや。これから論文もシコシコ書くわけだし、リハビリしていきましょい。

 はい、1週間書かなかった理由。出張だったから。俺、出張って結構辛いことだと思ってた。でも楽しかったね。研究の進捗とか実験の内容とかは置いておいて。うん、ビジネスホテルで1週間、朝起きて研究所に行って夜帰ってデータまとめてちょっとゲームして寝るの。こんな生活が社会人なのであれば少しは気楽に働こうと思えるんだけど…責任も気遣いの量も段違いだろうから絶対もっと気合入れなきゃやってけないだろうね。

 

 これを見ている人はもう知っているだろうけど、もうこのウジ虫じみたブログは俺のtwitterプロフィールに貼られてない。なんでかって言うと、昔からの友達もそのアカウントを見てるから。俺に良くしてくれた人で、俺の心の暗部を受け入れていない人も多い。俺の明るくて面白い部分が好きでフォローしてくれた人もいる。そういう人にワザワザ暗いことしか書いてないこのブログを見せてがっかりさせるのかって思ってやめた。あと、本当にこのブログを見たい人や割と好きなひとはブクマなりブログのタイトルを覚えていたりするだろうから、ブラウザ検索で辿り着ける。このブログは別に人気者になろうとして書いているわけではないし、検索してやっと出てくるパンドラボックスでいいんだ。今んところそう思ってる。

 

 

 

 

 本題。俺は家から遠く離れた場所で1週間楽しく過ごしていた。そして、マイホーム空港には気の利く後輩が迎えに来てくれて最高だった。帰るまでは。

 帰宅してすぐに居間へ。みんなへのお土産を買っていたからそれを置きにいった。すると、やけに居間が整理されてる上に大皿に乗った料理が運ばれてくる。ああそうか、今晩はホームパーティなんだ。次第に人が集まってくる。段々と察しがついてくる。ああそうか、俺は参加できないやつだ。

〇:仲のいい(仲よくさせていただいている人)

△:微妙な人(仲良くなるにはもう一歩必要あるいはイマイチかみ合わない人)

×:仲の悪い人、初対面、ほぼ初対面

これで参加者をまとめ上げてみると

〇△△△△△×××

その上、×(初対面)の方が素材提供者で、×(結構噛み合わない人)が主催者。この時点でかなり「入れて!」とは言いにくい。

 だが、決定的な要素はやはり誘われなかったことだ。俺の送迎に来てくれた気立ての良い後輩君はみんなの人気者だから俺と同時に帰宅してすぐ誘われていた。しばらく俺もお土産の開封や1週間ぶりに会う人達に挨拶を交わしていたのでその場にはいたのだが、やっぱり誘われなかった。

 客観的に見た場合、素材提供者の方は初対面だからまず誘おうとは思わない。そして、他の参加者は素材提供者さんの許可無しで俺を誘うのはやりにくい(それでも片方は誘われてたんだけど)。エスパーの方々なら「この面子にあの人と相性良い人あんまいなくね?」ってなって気を使って誘わない。まあ、こんなところか。

 

 正直、これに関しては強引に「入れて!」と言って誰かしらに嫌な思いをさせることがないという”防御”と引き換えにごちそうにありつけなかった+寂しい思いをしたというだけなのでトレードオフ。言い換えれば、リスクのある択を取らなかったと言える。理にはかなってる。

 

 それでも、誘われないのはやっぱ悲しいし俺の方からも距離を置いてしまう。

 

 

 

 違うんです。今日はこんないつも通りの「誘われなかった俺かわいそう」芸を書きに来たのではないのです。本当に書きたかったのはその後のこと。俺は共用部に置いてある漫画を取りに行った。そこで中身を確認しようとパラパラとページをめくっていたらパーティーの会話が聞こえてきた。その内容が今回のキモ。

 

 後輩のクラスメイトの話題に。誰々がどうのこうのって。その内容がかなり聞いていて辛くなるものだった。対象はクラスの変わった人。その人のtwitterアカウントをみんながスマホで見せ合って

「いいねがたくさん付いたツイートを固定してて草」

「自尊心と承認欲求が見え見え」

「この間この人のフォロー外したら2時間後に外された」

「こいつネットやりすぎだろ」

 

 それにしてもポンポンとでてくるなあ。変わった人間だってのは分かる。でも、別に利害関係があるわけでもないのに滅茶苦茶に言ってる。っていうか「twitterやりすぎ」という論調で進めるための根拠が「張り付いてないとわからないこと」なのが完全にブーメラン。あれ、君SNSはアカウントだけって言ってなかったっけ?君も趣味のことだけとかって。はあ。

 

 言いたい事は2つ。やっぱりみんなSNSは狂ったようにやってるってこと。そして監視の度合いがものすごい。俺も結構やっていると自覚してるのに、俺が全然見ないところまで見てるし覚えてる。そして得た情報をキチンと各々が盛っている武器庫にしまっている。こんなのもう冷戦とおなじやんけ。映画「何者」と同じ。違うのはより隠す技術と見つける技術が伸びていること。現代のSNS情報戦は田舎の情報網と同じやね。現代はまた田舎になった?!

 

 

 次。意外とみんなノリノリで悪口ノリの参加してるということ。普段「優しい人」キャラをしている人もノリノリで参加。「えっ?お前が参加したら誰がストッパーになるねん」って俺が困惑したくらい。

 ただ、この悪口ノリはただみんな各々がディスりをすればいいのではなく、姑息に客観じみたことをのたまう。上のセリフ集だと「自尊心と承認欲求が見え見え」と言った人が結構やり手なのだが、この言葉自体からは実は悪口と認定できない。なぜなら自尊心の高さや承認欲求は善か悪かで言うとグレーゾーンで、本人が悪と認めない限り「悪口を言ったつもりはないぞ」状態だから。

 まあ、だからみんなチキンレースしてるんです。悪口に触れないようにグレーなことを言いまくってる。直接悪だと否定しなければいいんでしょと言った具合に滅茶苦茶に。優しい子もノリのいい子も責任感の強い奴も。喋らないターンでも笑ってる。はあ。「声の形」でこんなのあったな。

 俺がいない間にこんなにボロクソに言われてると思うと、もう誰も信用したくなくなっちゃうよね。なんかよそよそしいのがいかにも「さっきまで悪口大会してました!」って感じだし。それにしても聞いてるだけでゲボ出そうだったなあ。

 

 

 はい、これが高度な社会性というやつや。みんな思い知ったか。高度に監視をして、本人のいないところでいつも悪口チキンレース大会ばっかしてる。社会性が高くてすごいなって思ってた人達もノリノリで参加。社会が発展しても結局は田舎のままなんて、もうきついって。障碍者を天使だと思った人の気持ちが今ならわからなくもない。社会性を持った末がこれならこの世は地獄や。

 逆に、「普通の人や良くできた人は悪口なんて言わない!だから私も頑張んなきゃ!」なんて頑張っている人は少し安心できたかな。安心してください。まーじでみんな悪口言ってますし言いたそうにしてます。大丈夫です。大会に参加したいなら参加しておいで。君の持っている社会性がフリーパスだ。

 

 

 …で、俺はどうなりたいんだよ。

 逆張り人間の俺はどうにか悪口大会に参加しないようにしたいし、もし言うのであれば俺だけが悪口をキッパリと言っていて欲しい。そして本人にも言いたい。なんというか悪口を言いたい気持ちはよくわかるんだけど、言うなら言うでちゃんと自分も悪になりたいって気持ちはあるよね。別に自分の中の正義をそこまで維持したいかって言うとそうでもないしね。

 

 

 以上、久しぶりのウジ虫でした。1時間かかった!遅筆!

 

12/18追記:確かに社会生活をしているとグチりたくなるし、悪口まで言ってしまいたくなるのは分かるかもしれない。特に、ちゃんと社会性を保とうとしている人ほど。そういう点で見れば、俺のような周りに迷惑をかけている社不より社適の人の方がうっぷんもたまってるだろうから、「社適の人達がメチャ悪口いってるじゃん」なんて上げ足を取るのは酷かもしれない。社不が悪口の原因になっているのならなおさら。