夏休みが終わる

 こんにちは。久しぶりにブログ書く気がする。小説の方で文章書いてるからかな? 今日は現状報告って感じの回かな。久しぶりに負の感情を刺激されてこっちの筆を進める気になった。俺の創作トリガーはどうやらマイナスの刺激らしい。

 

 先日、研究室の先生からメールが来た。

「今後のゼミ予定」

 ウチの研究室では8月の頭に発表会(例の胸糞だったやつ)を終えて、しばらく研究もゼミもお休みだった。本来なら院生の俺に休みなんてないのだが、ウチはあまあまだから院生が学校に行く義務がない。そのため、俺も1ヶ月の間銀髪になって学校をサボり続けた。

 だが、そんな休みももう終わりを告げようとしている。9月の11日週には4年生の中間発表があり、俺の中間発表は10月の半ばだ。前者はただ黒染めして学校に行くだけでいいのだが、後者については研究の進捗を進めなくてはならないため、一朝一夕でどうにかなるものではない。よって、もう遊びの期間を終えて研究を再開することになった。

 

 こっからはデイタイムに研究を進めて、夜間に小説の推敲を進める形になるか。前回と言っていることが同じという、無進歩の証。とりあえず、これからの話しても憂鬱になるだけなんで最近の思い出でも。

 

 まず、インターンに行った。ワンデイかつオンラインだから前の部分だけ黒くスプレーで塗った。滅茶苦茶なツートンカラーが出来上がった。インターンの後にスーパー行ったけど結構視線を感じた。

 インターン自体はいいものだった。元々希望している業界、なんなら希望している会社のインターンだったため、内部事情とか労働環境の説明が聞けて満足。残業1日1~2時間だけで首都圏で技術者ができるというのが個人的に好感だ。話をした若手社員が軒並み優秀そうだったのが選考のうえでの不安要素だが。やっぱり産業が成熟していると働き方も安定してくるのだろうか。自分が行ったところはニッチな分野で世界シェアを独占している会社だからガツガツしすぎていないな、という印象。安定を望む俺にはピッタリだ。思いのほか良い情報収集になったため、他の会社のインターンも受けてみる気になった。この段落なんか胡散臭いな。

 

 次は、6年目の付き合いになる友達の家に遊びに行った。後輩とか集めて麻雀したけど、楽しかった。やっぱ麻雀はコミュニケーションツールとして使う方が楽しいなって再認識した。日頃からやると話すこともなく殺伐とするなって。このゲームをやる頻度を俺も少し考え直そう。

 ちなみに麻雀中に友達がBGMをかけてくれたのだが、軒並みセンスいい(と言われそうな)曲たちだった。サブカル系?ってやつかな。俺は安っぽいアニソンばかり聴いてる人間だからカルチャーショックを受けた。サブカルの人達が何言ってるか全く分かんなかったけど。自己とか他者に始まる認識論のメッキを貼ったカマ臭い慕情って感じだと思う。いい育ちと良い遺伝子を持った人間がどうこう言ってても別世界の話だからか、俺には耳障りの悪いセリフとセットになった音楽としか思えない。多分淫夢スレとかケンモウとか喪板の人書き込みの方がもっと共感できるし感動できる。これは普通に上流と中流、底辺がすみ分けをしている結果でしかない。サブカルに底辺はない。

 

 最後に、今日ブログを書くきっかけになった出来事。今日は寮内に新設されたコーヒーマシンを使ったイベントがあった。数百円でうまいコーヒーとスイーツが頂けるよ、といったものだ。俺も参加した。いや、しようとした。

 どうやら運営が想定していたよりたくさんの人がいたみたいで、俺を含めたたくさんの人がコーヒーとスイーツ待ちになった。しばらくその場で他の人と話していたりしたのだが、運営側が客から「まだかよ」と言いたげな視線を浴び続けている姿を見ていられなくて、一旦自室に戻った。

 15分後に再び行った時、ラス1になっていた。おそらくフリーなやつ。普通なら「僕も!」と言ってかじりつくのだが、俺は周囲を見回してその一声をこらえた。おそらくスイーツを頂かずコーヒーだけ貰った人がいる。それに、運営側のスイーツが多分確保されていない。そして、運営側もラス1のスイーツを食べたがっている(ように見えた)。ここで俺が行くことで、誰かが食べられなくなる。戦犯は俺だ。このまま1つだけ残ったら、それを運営陣で分け合ったりできる。俺がセットを貰う権利をかざしたら、その強すぎる権利で残り全て俺が横取りしてしまう。そう思うと、申し出にくくなった。俺は踵を返して再び自室に帰った。

 俺が罪悪感を感じなくていいし、周りはスイーツを食べられる。win-winな関係だ。本当は俺が少しはマシな負け方を選んだだけだが。どうあがいても負けることしかできないやるせなさを自己犠牲で覆い隠そうとしているだけだ。こういう負の感情が俺に筆を走らせた。これで誰かを笑わせることができたのなら、俺はマイナスからプラスを生み出せたということになる。俺もある種の錬金術師と呼べるのではないだろうか。負の感情を正の感情に変換させる錬金術師だ。

 世界には勝ちと同じだけ負けがある。そんな膨大な負けの一つにぶち当たった人や、負けだらけの人生を送る自分に幸せを感じさせられる、そんな錬金術師に俺はなりたい。現実ではただのピエロ止まりだが。やっぱ世界クソだわボケ。