自信持ちたいなら働くしかない 

 髪を銀髪に染めて1日。友達に会うやいなや「その髪なら目を見て話せ」とのこと。

 相手が二人組だったのもあるかもしれないが、確かにキョロついていたかもしれない。銀の頭が泣くぞ。

「自分に自信持たなきゃ」

 久しぶりに言われた気がするセリフ。だが、昔はちょくちょく言われていた。少しはマシになったと思っていたが、まだまだだったみたいだ。

 

 俺の場合、自信がない原因はスキルの不足と、努力していないという自覚からだ。

 セルフエスティームという巷で流行っている横文字がある。意味は大体「ありのままの自分を肯定すること」だ。自分のスキルを過小評価しないことで自信を持つという方法なのだろう。普通に働いたり勉強してるならそれで解決するのだろう。

 

 だが、そんな実感がない場合はー。スキルも努力もなく、フラフラ生きてる場合はどうするのか。若者にあるのは根拠のない自信だけだ、なんて言葉を聞いたことがある。何かの漫画で言ってたんだっけ? だが、根拠なき自信なんて付け焼刃だ。ネットをみればすぐに咎められる。

 

 スキルなんてそうそう得られないし、相対化するとすぐに心が折れる。だからこそ、「俺は頑張っている」という主観を根拠にした盲目的な自信しかない。実を結ぶかどうかは別問題。何かやりたいことがある一方で、何もしていないことに焦燥感を覚えるのなら、何か行動を起こして軽減させるくらいならできる。その程度のライフハックだ。こんなことしても、自分の頑張ってるジャンルで成功した人間と会ったりしたらマジで凹むんだろうな。

 

 よく、自分を客観視しないこと、といった自己啓発が行われている。あらゆる悩みは社会によって生じていて、世界中から自分以外の人間がいなくなれば悩みは全てなくなるという考えをベースにしてある論だ。先ほどの頑張ってるアピで自信少しつくよ~という方法も、これが大本になっている。

 「俺は頑張ってるから周りは関係ないね」という認識。頑張っている、という部分で頑張っていない自己との相対で、周りと関係ないと思うのは自己の絶対だ。後者は脱社会と言った方が分かりやすいか。人との共存比較オンパレードの社会から抜けるような認識になることで気持ちが楽になるってイメージ。自己との相対もしているから、精神的に安定しやすい。脱社会だけだと無人島状態とさして精神構造が変わらないから気が狂う。というか常人にはまずできない。これで解説は終わる。

 

 相対と絶対、主観と客観、自他意識、社会生活でマストになるパラメータなのに調節が難しくてきついっすね。オマケに弱者程これが必要ってのがスパイス効いてんなって思う。

 

 とりあえず、手を動かさなきゃ盲目にもなれない。そのために、まずこれ書いた。