ロード見えねえじゃんって話

 仕事探しは終わった。研究もまあぼちぼち。人生に前輪と後輪があるのだとすれば、前輪はおそらく仕事。作業をこなして金を稼ぐって作業。人間は関わりはするもののシステマチックに根性出していけば何とかなるであろう。

 一方、後輪はやはり家庭だろう。俺は今日日めずらしい子供付きの家庭を欲しがっている人間であるため、難易度がアップしている。...なんというか子供を欲しがるだけでかなり頑張っている部類になる現代の社会はもう滅茶苦茶な気がする。本来子供なんてのは適当に生きていたらいつの間にかできているものだろうが。

 そんな後輪なのだが、まだタイヤに空気を入れる段階どころか設計すら進んでいない。子供を作る機構すら手に入れていない。つまり、彼女いないってこと。はあ。まあ今日の本題はこちらですね。はい。女作る道のりがろくすっぽ見えねえって話なのよ。

 

 今、サークル内で長老をやりつつ「面白おじさん」的な立ち位置に立っている。自分が「おもしろくあること」を目標に生きているため、それなりに話回したり受けを取ったりはできているはず。サークルには女もいる。しかし、全く何も生まれない。面白いだけの人間ということで関係性が進展しない。まあ、俺も露骨に狙っている訳ではないので正確な負けではない。しかし、面白ムーブかまし続けててモテていないという客観的事実だけでもう負けだろう。だってこれは目の前で求愛ダンスを繰り返しても見向き去れない鳥となんら変わらないから。もし人間の上位存在がいて、俺達を見下ろしていたらそんな感じに見えているはず。

 

 モテないのが一つ。そしてもう一つの問題が、他の人から見た俺が「オタサーの姫をかこっているオタク」らしいのだ。はあ。クソシネ。俺はいわゆる求愛ダンス認定されないように、性的なアピールもアプローチも一切しないと心がけて面白ムーブかましてんのになんでそんなこと言われんだよって話。いや、オタクが女と相対的に仲良くしてるとそう見えるか。オタク扱いされているのはあれでしょ、性的な魅力のない男だからそういう風にみられているって話なんでしょ。カス。

 確かに、俺は自前のトークスキルやアイデンティティで好かれようとしていた。それは認める。でもそれって別に男女問わずやっていたことだし。そのうえで、より面白い会話ができる人間を選んでいたらそれが女になったってだけ。クソ。女に面白さで負けている男が、俺にいかにもその気があるように思ってるのが気に入らない。頼むからもっとみんな面白くなってくれ。俺の主観だけじゃなく客観でもいえることだよこれ。

 

 なんというか、自分が日々磨いている面白さを使ってモテたりしないかなと考えていたが思い通りにいかずに焦る。挙句の果てがオタサーの姫囲いオタ扱いだ。もう頭がおかしくなる。頑張った結果がこれかよって話。女を作る道が見えない。今日も俺は面白さという武器を磨いてるが、コイツが役に立つときは来るのだろうか。