2024年意気込み

 あけましておめでとうございます。多分みんな暇すぎなときにこの記事を読んでいると思う。そして俺は今日、元日が暇すぎるので書いている。帰省してないし(崩壊家族だから特に問題ないんだけど)他の友達は帰省してるし、一人だ。ちょっとの寂しさの代わりに暖かい部屋でノンビリできるから、親戚付き合いで気疲れするよりかはよっぽどいいと思う。…付き合いをサボった結果どういう痛い目に遭うかは計り知れないが。。。

 

 本題。2023年の振り返りと2024年の意気込みを書いていく。

 思考整理するために2023のイベントを箇条書きにしてまとめる。

 1月~3月:まだこの頃は学生寮のたまり場にいた。そして、周囲から少しづつ邪険にされていることを察した。そして、1月についに裏が取れる。前にこのブログに書いたことだけど、コミュニティの数人からボロクソに、さらに数人からほどほどに悪口を言われていた。ただ、それでも俺と仲よくしてくれる人間が数人いたから耐えられた。

 このイベントが俺に与えた影響は大きい。人間関係の距離調節、特に性格の合わない人間からは大きく距離を取るべき、というメソッド。俺自身が誰とでも仲良くできるような人間ではないこと、仲良くなるというのは相手に依存していることを意識させられた。コミュ強の知り合いに影響を受けて「みんな友達」と言っていた時期があったが、みんなと友達になれるのは才能を持った者だけ。4月からの関係は「好きな人にはニコニコしてそうでない人もそれなりに」まで目標を下げることにした。

 

 4月~6月:入社。同期と仲良くなれたらいいなと思って半年くらい頑張ってみたが、、、イマイチ。自慢ではないが、大手企業に入社したからだろう、普通の人間が集まっている。5割はスポーツマン。3割が他人に興味のない人。1割がゲームとか好きな人。残り1割が意識高い人。体感そんなかんじ。己の人見知りを棚に上げて他人をラベリングしているだけだろ、と言われても仕方あるまい。ただ、本当に浅い関係にしかなれないし向こうが俺という変な人間に一切踏み込む気がない、そんなオーラを醸し出していることが伝われば嬉しい。ここの会社の同期は仕事の話とスポーツの話、地元の話、大学の話、、、初期化したブラウザに表示されるニュースのような話題しかしない。俺は夏前にはもう諦めていた。

 

 7月~9月:マチアプを始める。3か月の内、初月に2回会って両者音信不通。次第に被いいね数が減っていって、辞めた。経験が少ないというのもあるが、ここでの失敗は俺の心にそれなりの傷を作った。自分の外見の弱さ。タイマンの弱さ。雄としての弱さ。自分が路傍の石であることに耐えられずに辞めた。

 全く別件だが、この頃には逆にゲームのコミュニティでそれなりに周りと仲良くなっていった。まあ、こちらはあくまでもゲームという共通言語があるため、会話には困らない。そして実際に会わないから距離が確保されている。浅くて実体のない関係だが、このコミュニティは俺の寂しさを癒してくれるのに都合が良かった。

 

 10~12月:工場実習に行く。自分が会社にとってどうでもいい存在であることを自覚する。俺は特別な能力を買われたわけではなく、ただの雑兵だったのだ。今の部署であがいて能力を付けて成果を出さなければどんどん待遇が悪くなること察して、危機感を覚えた。ついでだが、現場の人とはそれなりに仲良くできた。それなり、の程度だが。飯に行くくらい。来客。仲間にはなれなかった(まあそりゃそうなんだが)。

 

 

 以上が俺の2023年。嬉しいことにまだ人間関係で悩み、失敗している。もう失敗が許されない年齢に片足突っ込んでいるのだが、こうやって自分の精神に変化をもたらしてくれる環境はありがたい。小説を書くモチベーションにもつながるしね。ただ、、、もうちょっとだけ進展してから失敗してくれねえかなあ?? 特に女性関係。失敗の段階が早すぎて材料不足なんだが?

 

 

 最後に2024年の意気込み。

 引っ越しが落ち着く1月末から1年間マチアプを頑張ってみようと思う。「頑張ってみましたがダメでした」と自分が納得できるように。周りからよく「回数重ねてないだけ。…俺はたまたまうまくいったけど…」という助言のような助言じゃないようなことを言われる。きっと、誤魔化しに使った「たまたま」が一番重要な箇所なのだろう。そして、1年かけて「たまたま」が起きれば万歳三唱して人生前進。起きなければ俺は悔しいが諦める。自分が生物として欠陥を持っていることを認めて、子供の代わりに作品を遺すつもりだ。当たり前にクリアしているみんなからしてみれば、俺の悩みなんて逆上がりができるかどうかぐらいにしか見えていないんだろうな。この認識の違いこそ生物としての違いを感じさせる。

 会社には友達をもう求めていない。しかし、友達は欲しい。今のゲームコミュニティでもう少し仲良くしてみようかな。社会人サークルは、、、微妙!!多分社内人付き合いに類似した、どこまで進んでも浅い関係しかないと思う。悩みを抱えやすいこと、相談する人間が少ないことが深い人間関係構築欲求を生み出している。それ自体は悪くないんだけどね。一人で悩んでるだけだと危険。まるでデーモンコアの壁打ち。

 ざっとだがこんなもん。あとは、、、新人賞応募かな!ダメならダメでどっかにUPする予定。もちろんココのブログとは全く別の場所で。

 

 こんな感じで、2024年ももがいてみようと思う。今年もよろしくお願いします。

それでも辛いけどね俺は俺達は

 連絡:今日このブログにログインしようとしたらなかなかできなかった。もしかしたらある日急にログインできなくなってブログ更新終わるかもしれない。それか俺が幸せになって何も悩まなくなったら終わる。更新頻度こそ減ったが、俺にとってこの掃きだめはまだ必要だ。いや、社会人になってより必要になってきたかもしれない。年齢を重ねるにしたがって、弱音や愚痴を吐き出せる場所が少なくなっている。だからこそ、歯に衣着せず矛盾を恐れずゴチャゴチャ言えるココに時より立ち寄るのだ。

 

 実習の工場労働もあと2週間となり、後ろ向きなやる気が出てくる。もうこの工場から学習できることは少ない。淡々と日々を消化していくだけ。今の懸念は、これから先のオフィスでどうやって「勝ち残る」かだ。日系企業とはいえ、いつまでも成長しない社員をホワイト&有能部署に置く義理はない。マシンエンジニアとしての知識・技術をあと3年(目安)で蓄積させて、ビジネスマンとしての手腕も確立させなければ俺の社内時計は進まないだろう。工場で学習したこと、成長無くして未来無し。現実はヒラのままぬくぬくではない。ヒラは追い込み部屋で9999時間残業させられて終わり。金を稼ぐというのは大変だ。

 

 

 まあ、そんな俺だが世間的なステータス自体は持つようになった。高収入高学歴。平均からしてみればそんなところ。だが、どうしても幸せだとは感じられない。俺が幸せなら、満ち足りているなら、もっと人の目を見て話すこともできるし服に着られることもないし街中を無意識に堂々と歩ける。昔にみんなお揃いの汚い服装で汚いラーメン屋に行ったときはもっと楽しくて目線気にすることなんてなかったのにな。

 

 正直言ってしまえばあと俺に足りないものは人だ。人からの愛情。愛情なんて言葉は誰が作ったんだ。全く感じられないし想像もつかない。俺もまだ知らない。肉の味を知らない。愛という名の幻獣を追い求めているハンターだ俺は。休日の駅前にはたくさんいるんだけど...。

 

 友達は少ないけどいる。会社に居場所はある。仲の良い家族はいない。恋人もいない。こんなのは水とパンだけ食べて暮らしているようなものだ。家族は野菜で恋人は肉。こんな悩みを人に相談しても「たかが肉なんて」って肉をほおばりながら一蹴されてしまう。たはは。

 

 問題の根底は肉が目の前にないこと、ではない。肉を手に入れられないということだ。俺のような発達障害をこじらせていて挙動不審な人間は、見た目でわかる。センサーの感度は人それぞれだが、体感女性の方が強い気がする。群れ社会に属していたからか、外れ者を見つける能力が強いのだろうか。

 とうの本人以外からしてみれば「パチンコは遠隔操作されてる!!」と同じ程度のオカルトに聞こえるだろう。だが、これは事実。アスペの作りだす雰囲気は唯一無二で、健常者に”変”と思わせる。相手の度合いが強ければ俺ですら感じ取れる。俺はそういう人達と会ってもそこまで気にしないけど、マッチングアプリで出会った女の人からしてみればどうなんだろうね。ま、すぐにハズレ判定でゴミ箱ポイっと。

 

 みんなは、じゃあ治せばいいじゃん意識すればいいじゃんって言う。かなり大変だ。俺もそれなりに意識しているが、出来上がっているのは「何かを意識している変な人」だ。笑おうとしてるのかな?目を合わせようとしているのかな?まるで不気味の谷。いや、それならまだいい。やがて順応するのだから。問題なのは変な要素を消せていないことだ。ゲボの吐かれた部屋に芳香剤を置くようなもの。本当に俺はカメレオンとして生きていけるのだろうか。それとも変な人間を受け入れてくれる誰かと出会えるのだろうか。アスペ同士で相性がいいかって言うとそういう訳でもないしね。ちょっと想像すれば地獄絵図が浮かぶだろう。

 

 

 まとめ。俺は、俺達は現在は会社勤めや一緒にゲームができるくらいには社会に居場所を与えてもらってパンと水を貰っている。しかし、恋人や家族といったし好品は手に入れにくいというのが現状だ。これは、俺達に刻まれたオーラによるものであり、消すことはできない。甘ったれたことを言えば、もっと社会が俺達に対して寛容になってくれればいいんだけど。前から何回も言ってる、「クラスに1人いるあの子を抹殺するな」って話。まあ、こっから社会不適合者を会社から追い出すような流れにならないことを祈るばかりだ。

 

 俺達はパンと水だけで暮らしている。もちろんこれで「健康的で文化的な最低限度の生活」を遅れてはいるのだが、周りには肉と野菜も食べている人達。これを辛いって言うのは甘えではないと思う。アフリカの子供にだって部分的に負けてるんだから、アフリカの子供を引き合いに出しても効かないよ。

無産階級らしいけど、どうする?

 最後の記事を書いたのが3か月前。今確認した。感想は「意外と更新してたんだ」。もっと長い間放っておいた気がしたから。ある程度想像はできていたが、やっぱりサラリーマンの生活には変化がない。何かこう、感情を揺さぶらないようにできている。ビジネスって言いかえればまあ納得いくか。 んで、今日は珍しく書くことできたからこっちに来たって話。 

 ちなみにこの3か月間はゲームしかしてない。嘘、マッチングアプリも1か月くらいしてた。初心者期間の過ぎたタップルを再開したら鳴かず飛ばずだったから辞めた。恋御籤で最強大吉を引いた俺がこのありさまなんだから、システムに殺されてるんだろうね。一見惨いように見えるけど、現実とか社会とかいうシステムにも俺は殺されているから正直変わらん。降りられない労働列車に乗って、生命活動を維持させる代わりに税金を吸われ続ける。社会とかぶっ飛ばすような出会い手段ってないのか? それを拉致監禁という。こんな凶悪犯罪をしないと機会すら与えられないなんて、やっぱ俺も社会もサイテーだ。

 

 

 本題。俺は今、税金マシンになろうとしている。働いて税金を納めるだけで役目を終えるマシン。気付いてしまった。

 契機は工場実習。俺はメーカー勤めのデスクワーカー。そんなぬるい労働をしている奴には会社が試練を与える。それが工場実習。生産現場で1週間~数ヵ月程度肉体労働させて「現場SUGEEE!」と新卒に言わせたり「あそこだけは飛ばされたくないからデスクにかじりつこう!」と努力させる効果がある。現に俺も「自分はデスクでよかったんだ、デスクで頑張ろう」と進路に納得してしまっている。それだけ工場はキツイ。

 

 肉体労働は辛い。というか、それを苦としない人間はワザワザ勉強して就職活動して総合職のデスク部署に入らない。そんな適性の噛み合わせの話があるから、工場実習参加者はみんな辛いと思っている、なんて思い込みが説得力を増す。

 そして、肉体労働をしている人間の余暇は休むことと消費することしかできない。労働できる体を維持することと現在の生活に満足するための脳汁が必要となるから。本当は自己実現とかで脳汁出すこともできるんだけど、いかんせん体力と時間を労働に持ってかれてるから消費ぐらいしかできんのよね。

 

 生産は創造ではない。むしろその逆である。これは今日俺が延々と同じ部品を作り続けながら感じたこと。ものづくりしてるなら創造力鍛えられて自己実現になるんじゃね? なんて思われてそうだが、んなこたないし生産者が創造するのはかなり厳しいと俺は思う。なぜなら、生産とは「計画的に同じ物を作り続ける」から。1回キリで何とも違うものを作る創造とは定義からして真逆。創造は自分のアイデアを糧とするが、生産はマニュアルをひたすら忠実にこなすことが要。そのマニュアルもひたすら定量的・客観的に説明されているため、個人の介入予知は皆無。

 よって、生産者が休日に脳をフル回転させて創作活動をしても難しいだろう。なぜなら1週間の大半は創造に使う脳の領域を封じ込めているのだから。

 

 

 

 工場労働をこき下ろすような書き方をしているからおわかりかもしれないが、俺はやっぱり工場労働が嫌いだ。俺個人を全く必要とされないから。誰が立っていても同じ結果だし個人としての脳を使うことを禁じられている。ただ早く正確に安全に。それだけ。こんな現場で承認を得ながら生きることはできるのか? 労働してくれて助かるとか、気が利くとか、その程度で俺は満足できない。おそらく私生活で俺個人の人間性があまり承認されていないからだろう(こんな書き方をすると数少ない友達に悪いが)。ただでさえ女性という全人類の半数以上に承認されていないから困っているというのにねえ。

 まあ、工場で承認されねえ~!!って文句は俺が承認欲求モンスターなだけだからみんなは深く気にしなくていいと思う。

 

 

 

 んで、工場で時間と体力と創造性と承認を吸い取られて俺は思った。

「俺個人を遺さねば」 

 

 工場もデスクも本質は同じ生産的労働。ただデスクは自由が利く分没個性に気付きにくいというだけ。個人を表現するには主体的能動的に行動する必要がある。俺は会社に入ってから流されるように賃金労働と消費のループに満足していたが、工場に訪問したことで「このままじゃマシン止まりだぞ」ということに気付けた。

 

 だから、せめてこの偏った思想思考やアイデアを形にしないとなって。俺の能力的にそれは文章だなって。つまりまた執筆するしかないなって。出来上がったものが陳腐だったとしても下手くそだったとしても、個人を形に残すことと評価されることが俺の精神には必要だ。

 もっとも、そこらへんにいるモテモテ人間達は会話とか仕草で表現して承認されてるから無理に形にする必要ないらしいけど。 まあ、ないものねだりをしても仕方がないし、ありがたい識字能力を使って自己実現していきますか!

 

ということで、くっさいくっさい文章を再びドキュメントから掘り起こすことにしてみた。

 

おわり。

不足感っていうんだっけこういうの

 何かが足りない。それを熟語にしたら「不足感」って言うんだっけ??そんなのがサブタイトルのいきさつ。

 

 足りない。物欲の強さか完璧主義かそれとも飢えているのか。全部。きっと他人に求めすぎている上に、満たされないが限り苦しみが続く。

  

 何がだよってなるのでもう早々に言うと、愛されたことがないという悩みだ。

 愛されたこともなく、愛される自信もない。

 

 きっと世の中にはこんな悩みを持った人間がたくさんいるのだろう。虐待家庭で育ったアスペというだけの俺が引っかかっているのだから、愛を知らないモンスターは世の中にたくさんいるのかもしれない。

 普段は演じて演じて演じて、相手を騙して気を引いている。職場の元気ある新人として、趣味に努力している後輩として、面白星人として...。ただ、そんなことをしていても空虚だ。役割を演じて承認されて、それだけ。役割以上の人格は求められていない。最早これだけなら生きてる意味がぼやけてくる。

 

 誰か俺自身を承認してくれ。

 

 マッチングアプリをやっていても感じた。条件だけで言えば選ばれてもいいはず。だがいざ会ってみて演技してもしなくても続かない、好かれない、選ばれない。俺自身が他人様に愛されるような人間じゃないと思い知らされた。

 容姿が、口調が、態度が、素振りが、目線が、会話が。悪かった可能性を挙げるときりがない。じゃあコレ直してもっかい行けよって話になるけど、全部模範解答と入れ替えた自分って何なんだよ。もう俺の人格はロボットと入れ替わっている。そして、二度と素の自分を見せることができなくなる。

 

 笑顔が硬くて、抑揚のない喋り方で、すぐに落ち込んで、猫背が残ってる、そんな人間はやっぱり誰からも好かれないのかもしれない。笑顔の練習発声練習セリフの練習...演劇の稽古のような練習を繰り返してどうなるんだよ。

 

 普通なんてないって言う人間がいるが、普通はある。常識もある。「空気」と同じくらい存在する。俺も認めたくないが、持つ側の人間が輪郭の見えないまま敷居として設けている。じゃなきゃ概念できてねーだろ。 

 この場での普通は、容姿を完璧にして詰まることなく相手のしたい会話をこなせること。そして相手の価値観にベッタリ合わせること。 普通ってのは向こうが決めることだから。好き嫌いに大義名分つけてさ。

 

 そもそもの話、何者からも承認が得られないという状況に耐えられない自分が弱いってのもある。それこそ、俺のような社会不適合者は自尊心を無視して無敵の人にでもなってしまった方が楽なのかも。無駄に身なりだけ良くなって、無難な会話ばかりしたがるオッサンになるよりかは

 

 結論:たくさんの人から好かれてないし、それが辛い俺は弱い

 

…とまあ愛される一次選考で落とされた僕でしたっと。

このブログ書くとホント気分が落ち込むんだよな。普段娯楽で誤魔化してる暗さと向き合わなくちゃいけなくなるから。

こんなゲームにマジになっちゃってどうすんの

 久しぶり。1か月ぶり? そんなところか。

 タイトルはあるゲームで使用されたメタ的な煽り文だ。そう、今日の主軸はゲーム。

 

 1か月前、俺はマッチングアプリどん底にいた。数人会って誰とも続かなくて、それで半分諦めるようにプレイするようになった。知人に攻略を訊いたらお洒落なカフェに行くだとかジャケットと革靴で行くだとか美容院に行くとか…とにかく金がかかるのだ。それを言い訳にして、「まだ革靴買える金がないから会わない」という択を取り続けてきた。 まあ、メッセージ数往復して会う意思を見せない奴が良い感じになるワケもなく、非モテ男性の出来上がりっと。

 

 女性と会うにはとにかく金がかかる。美容院、服、靴、交友費…5万と週末が優に吹っ飛ぶ。そして俺の容姿と話術と性格では成功率も…。ハズレの確率の存在が射幸心を高めるとは言っても、ここまで当たりくじが低ければバランス崩壊だ。俺はこのゲームにマジになるのをやめた。

 …成功体験および性交体験でもあれば、肉の味忘れられなくて続けるんだろうけど。

 

 

 金がない俺が辿り着いたのはオンラインゲーム。以前からやっているガンダムの対戦ゲームのコミュニティに入り浸るように。そして、遂に大会デビュー。素人限定の小さな大会だったが、俺にとっては一世一代大勝負。試合までの2週間、連日連夜練習に励んだ。

 とにかく毎日が充実していた。格上の練習相手にいつもボコボコにされていた。チームメンバーとケンカした。3時までトレーニングモードで先生と二人、ずっと基礎練習をする日もあった。作戦通りに動けて勝ったときは最高の気分だった。自然と周りに仲間が増えていた。

 

 んで、迎えた試合本番。3ペアとの総当たり。2本先取で勝ち。そんなルールで試合に挑んだ結果…全負け。1本だけ取ることができたが、その相手にもやっぱり2本とられて負けた。練習していないようなペアにも負けた。これが俺の2週間の結果。

 

 まあ、言ってみれば才能がほとほとないのだろう。もうこのゲームを始めて3年目、真面目に始めてから半年を過ぎた。しかし、このありさまだ。そんなの寿司職人の道と比べればなんのそのだが、俺は相対速度の話をしている。周りには始めてすぐに上級プレイヤーになるような人間もポコポコいる。まあ、そんなのは上しか見ないことによって生じるバイアスでしかないのだが、自分が伸び悩んでる間はそんなものも本気に思えてしまうのだ。

 

 んで、本題。こんな(才能ない)ゲームにマジになってどうすんの。

 確かにトッププレイヤーにはなれそうもない。だけど、楽しいからやる。周りの人と努力するのが楽しい。実際、ゲームは努力が報われやすいから報酬系を刺激するには十分。仕事でそんなことめったにないからね。これでいいのよ。現実で足踏みしてるから、ゲームで疑似的に。

 

 

 俺がマチアプに対してそこまで入れ込めなかったのは、成功体験が皆無で報酬系を刺激されなかったこと、俺の性欲と金が足りなかったこと、自分を偽らなければならないこと、努力と相関しないこと…要はそこまで面白くないゲームだったからなんじゃないかな。 

 多分、俺はあと数歳重ねたときに後悔する。苦しいマチアプを続けなかったことに。童貞を捨てられなかったことに、恋を知らないまま結婚相談所に並べられることに。

 楽しく生きようとすると将来が辛くなるなんて、やっぱり社会はクソだ。というより、俺が社会に不適合だから幸せを求める行動と結果がマッチしないのだ。社会の中での需要と供給、物々交換に混ざれない。自己完結するものでしか幸せになれないってのは悲しいねえ。

 

 

 

 

 俺の童貞が顔を出してかき乱したが、要はこう言いたい訳だ。

 ゲームは楽しいからやるの!

 マチアプは楽しくないからやらないの!

 

 マチアプを素で楽しめる人間になりたかったなって。

 

 

夏ボーナス出るわけだが

 今日はゲームをする気分でもなく、かといって小説を書くには少し時間がない。だからこうして誰に宛てるでもなく進捗報告をしていく。

 

 まず、先々月から続けているマチアプは日照り。一日数件のメッセージのやり取りをして終わり。そろぼち何かしら誘ってみるかあ。1次面接で落ちすぎて、容姿を万全にするまで不安でしょうがないというのはある。シャツは。靴は。髪型は。今は革靴じゃなくてスニーカーを履いているから会えない、会っても切られるって思っちゃってる。本当はグダグダ続けてる時点で期待値は下がっているかもしれんけど。

 

 んで、デートの予定がないから日曜日は執筆してる。小説をコメダで書き続ける日々。結構な充足感が得られるのだが、いざ週末を終えて見れば空虚だ。結局この小説を書きあげられなければひたすら孤独で意味のない時間だし。…それにしてもコメダのメニューを制覇する日が来るとは思わなかった。

 

 金。そう、意外に金に困っている。破産するほどではないのだが、貯まらない。毎月毎月金を削るイベントが発生しているから。

 髭脱毛20万、ロードバイクの修理10万、防音設備、服...。自分で選んでいるとは言え、生活レベルを引き上げるのにこんなに金がかかるとは。社員寮暮らしなのに余裕が5万程度しかないってこれもう学生だろ! 引っ越しまでに20万くらいは貯蓄しなきゃいけないのに、金貯まらねえ!…冬ボーナス様あとはまかせた。俺が悪いんじゃなくて金を毟るイベントが悪い。

 

 いいニュースもある。最近ネットのゲーム仲間とよろしくやれてる。対戦ゲームの練習目的で集まって切磋琢磨してるから、割と健全に仲良くできている気がする。こういうコミュニティが一つでもあると安心感がある。職場の人間関係が薄い分、こっちが濃く思える。やっぱリアルで仲の良いコミュもほしいけどね。

 

 まとめ。金とか女とかの不安というか問題はあれど、ゲームしたりチャリ漕いだり小説書いたりして誤魔化してます。やっぱり少しづつ適性になびいてるよね。

 

 

対女性社不

 1か月ぶりかな。自称社不こと俺が、社会人になってから早2か月。主に人間関係に焦点を当てた進捗報告をする。無論、このブログに帰ってきたってことだから朗報は期待しないでくれ。

 

 まず会社。現在の俺の生命維持装置。思いのほか順調。大企業の新卒でじっくり育成されてるから、今はまだ困難なんてない。周りの人間も善良な人しかいない。もっとも、俺がもっと残業なりプロジェクトなりに参加するようになれば別の景色も見えるのかもしれないが。

 同期。現状は友達みたいなもん。適当な世間話をする仲。本心を話せないストレスに苛まれるかと思っていたが、思いのほか何も感じない。そもそも、会社にいるうちは私的なことを考える暇がない。なんとうか、会社用の人格みたいなものが自分を動かしている。要は外面だ。帰路の中で少しづつ私としての自分と入れ替わっていくような感覚。そんなんだから、俺が生の感情を出して同期と人付き合いすることは少ない。

 ノンストレスの原因は感情を抑えることが常態化しただけではない。住み分けが行われている。これは大量採用の力業ともいえるが、みな自分に合う人間の方へ行くような指向性のままに集団形成している。正確には合わない相手や集団を避ける性質。これに従って行動している間はストレスを感じない。こと俺においても、まだ周りの人達からそこまで嫌われていないからなんとか混ざらせてもらってる。そして俺自身もそこそこ居心地がいい。

 ただ、一つだけショックだったことがある。俺と相部屋の同居人の両方とよく遊んでいた同期から、俺だけ飯に誘われなくなったこと。客観的に見れば座標が4象限あるのと同じく、自分が相手に避けられる可能性があることは理解できる。ただ、俺は感情の人間だ。一方的に避けられるのは悲しい。

 

 

 次が本題。女…じゃなくて女性。もう俺が求愛ダンスをアプリケーション上で踊り始めてから1か月と少し経つ。そしてまだ踊っている。

 3人と会った。2回目なんてなかった。チャットも続かなくなっていった。メッセージだけ続いて会えなかったのはもう3人。マッチング率が低いから、1か月でこんくらい。周りの友達や自分より遅く始めた知り合いが凄まじいスピードで成功しているのを見ると焦る。みんなが終わっている図形の問題をいつになっても解けないのと同じような焦り。絶対的な速度と過去の自分との相対的速度。以前よりもできなくなっている。

 アプリの仕様によって、登録したばかりの人間は相手から優先的にみられるようになっている。一方、もう1か月も経過した俺は初心者マークも外れていわば路傍の石だ。何も調べずにウケ狙いで書いていたプロフィールの方が、何度も書き換えて服装も表情も髪型も意識した今のものよりマッチしているとはね。馬がトラックをどれだけ速く走ろうとも、JRAの手のひらの上なのと同じく、アプリ内において個人の努力に大して意味はないのかもしれない。

 

 もっと見た目に金と時間をかけて、笑顔の練習も増やして、ウケの良い会話の練習を重ねれば、誰かしらが求愛の踊りに足を止めてくれるかもしれない。そんなことを考えて俺は今月も僅かな給料から服と散髪と髭脱毛と化粧品に金を割いている。

 …書いていて恥ずかしくなった。服と髪と顔に金を使うのは当たり前だから。この世で女に愛されたことのある人間なら誰しも…とまではいかないが、意識的に好かれようとしている人間はまず間違いなく容姿を磨く。そんな中俺はとことんケチだから必要経費すら努力扱いしてしまっている。お洒落という貴族の文化を真似しようとしてるんだから、貧困に耐える覚悟を持てよ。

 

 まあ、見た目はいいのよ。継続して努力すれば大なり小なりの対価が得られるから。問題は性格なんだよね。まあ、こんなブログ書いてる人間が誰かに選ばれるのかって話。当人の俺ですらこんな矮小な人間をパートナーにしたくはない。だから俺は馬鹿でポジティブで些細なことを気にしない性格を装っているが、その節々から出る嫌な臭いが鼻を抜けているのだろう。

 というか、戦略自体が俺の性格を物語っているんだよね。演技し続けられないのはわかってるのに、本心を隠そうとする。本当は大好きだから変えるつもりすらないのに。

 正直、こんなやり方をしているあたり「着飾って演技すれば食いつかれるやろ」っていう釣り気分だから向こうから好かれないのもわかるんだよなあ…。

 

 

 じゃあ、どうすれば好かれるんだろうなって話。素の自分を受け入れてくれる人間と出会う確率を探すのが正攻法ではあるが…簡単に見つかってれば苦労してねえんだよなあ。それはこんな内面になってしまった運命。遺伝と環境のせいとはいえ、意志で捻じ曲げられていない自分にも問題がある。

 よく周りの人間は「たまたま自分に合う人がいて~」とか「自分も運が良くて~」なんて言っているが、その実彼らは理性とか自信とか社交性等の雄たらしめるスペックを素で持ち合わせている。みんなすげえんだよ、まじで。

 

 俺は彼らのような孔雀の羽根は一枚たりとも持ち合わせていない。きったない羽根に絵の具を塗っているだけ。踊っている間にはらはら落ちちゃってさ、結局はいつもの俺が露呈してオワオワリ。それでも、演技しなければ目にも留まってくれないから俺は今日も羽根を貼り直して踊り続ける。素を好いてもらうために演技を続けるなんて変な話だけどさ。

 

 

 ほんと、生まれてこの方女に一度も愛されたことのない人間は本当にみじめだねえ。自分で読み返しても「頑張ってるのに!」って駄々しか聞こえてこない。そう、今日言いたかったことはそれだけ。