ガチ勢のダサカッコ良さよ

 このブログ書いてるのっていつも研究の合間だったんだけど、これからは仕事あった日の寝る前とかになるんかな。時間作れんのか? まあ、成長して充実してこんなブログ卒業するのであれば全く問題ないんだけど。別にココが人間関係の起点になってるわけでもないしね。時間!足りない!でも寝たい!不眠症

 

 

 

 本題。ここ最近は人間不信とかイジメとかのドンヨリした話題ばっかだったから、今日は明るい話しちゃおっかな。

 

 最近、ポケモン金銀を見るのがプチブーム。いやいや、もう20年前の作品じゃん…ってなるんだけど、実はまだ界隈が存在するのだ。ゲームボーイではもうやってないけど3DSにデバイスを変えたりエミュレータを使ったりと長々界隈が続いている。そんな界隈が出してる対戦考察動画を寝る前に見る。言ってることは半分も理解できないんだけど、膨大な知識量から長年の研究が想像できて面白い。絶対この文化はたくさんのガチ勢の人が養成していったんだろうなってのがもうわかるのよ。 なんというか、芸術肌を持ち合わせてない俺にとっては掛け軸を見るより、こういうデジタルな積み重ねの方が伝わりやすいかも。

 とまあ、現代におけるコアな文化を体験できるから、ワザワザこの時代に「ポケモン金銀」の動画を見てる。

 

 

 動画だけじゃなくて製作者のブログやtwitterを見るまで深掘りしたのだが、その時に分かったのはマジで熱量が半端じゃないなってこと。ガチ勢であることも人生の何割かを賭けていることも全く否定していないような姿が印象的だった。拙い言葉になるけど、かっこいいよね。それが今日の本題。

 

 

 多分、現在の社会で仕事以外にガチることって、楽に生きることから離れると思う。別に会社終わったらマチアプしてジム行って寝ればいいじゃん。そういうバランスとって余暇を楽しむのが今の若者の主流じゃね。でも、ガチ勢って自分の時間と意識の多くを、言っちゃ悪いけど役に立たない物に注いでるのすごいよね。ゲームなんてその最たる例じゃん。真面目に練習しても結局ゲームのまま。バイトでもしてた方がよっぽど生産的。コスパのいい生き方が確立された時代に、あえて非効率を取るのって尊敬できる。

 

 

 最近、俺もポケモンではないがゲームの勉強をしてる。というより、以前からやっていたゲームに真面目に取り組むようになった。元々俺に適性があるジャンルのゲームではないから、上位プレーヤーになれる可能性は0なのだが、真面目にやってどこまで上達するのか見てみたいという気持ちで始めた。それと、自分の中で何かしら成長したいという意思があったのがデカい。歳の影響もあるのかもしれないが、なんというかただただ遊んでるだけだと成長しねえなって焦りがあったのかな。それでも小説の方にガチガチにならなかったのは「ガチでやって失敗したら…」って逃避もある。

 ゲームに真面目な態度を取るってのは戸惑いを生む。ゲームごときに真面目になっていることに対する周囲の目。将来への焦り。人間的成長度合いに対する不安(ゲームばっかして俺は成長できてるのか?って思うこと)。多分、これが創作とか勉強とかのクリエイティブな趣味でも同じだろう。ジャンルに問わず、真面目になる上でリスクへの不安はつきもの。だから、俺はガチ勢の人をカッコイイって思う。そして、早く俺もガチ勢になることへの抵抗がなくなればいいなって思う。

 

 

 ネットを見ればすぐにトッププロが目に入る時代だから、真面目にやるよりのらりくらりと生きていたくなる。だからこそ、俺はあえて真面目に取り組みたい。うん、見事な逆張り。あー、頭の中の三田則房が「向いてない努力なんかに全く意味はない!」って言ってる。正しさってのはつくづく生きにくくさせるよなもう。