その趣味矛盾してますよ

 まず雑談から。今日、遅めの研究室登校をしようと昼過ぎに車で出発した。いつも通り学校の密集地を抜けるのだが、やっぱりいた。帰宅途中の学生が。いや、俺も学生だけどさ、もうノスタルジー感じるのよね。10コ下という不可逆。今の内にこじゃれた制服楽しんどけよ~。俺も来年から作業服という制服着ることになるんだろうけど。

 

 

 本題。今回のウジ虫は一味違う。適正と意欲についてだ。

 一度でも就活をしたことのある人間なら意識したことがあるだろう。要は自分がしたいことと自分にできることについて。

 仕事選びでは「自分がしたくて、向いているであろうこと」を選ぼうという当たり前なアンサーね。四象限だと右上にあるであろうゾーン。仕事の場合だと「金になるかどうか」が入ってくるからベン図(円が交わるアレ)になることの方が多いか。

 

 まあ、仕事は最低限自分にできることをしましょうってこと。そんなことはもう常識です。運動音痴がスポーツ選手目指したりしません。少なくとも自分は仕事選びに関しては結構ドライに選んだつもりだ。パソコン触れて機械に抵抗ないから開発職。まーやってみないとわかんないけど。

 

 

 

 問題は趣味。そう、生きるためのスパイス。カレーの具材は手堅く決まってるけど何のスパイス入れるかで悩んでんの。

 

 事の発端は最近の俺のガンダムゲームブーム。毎日学校から帰ってきてガンダムの対戦アクションをしているが、さっぱりだ。というか努力をしていても実にならない上に「戦略でなく戦闘で負けている」という現象が起きている。具体的には公平かつ純粋なタイマンで負けている。テニスのシングルで負けているのと同じ。練習回数を重ねている自分が単純な技量で負けているって分かったら辛いよね。こうして俺は才能の無さを自覚するようになった。

 

 じゃあやめればいいじゃんそんなゲーム。他にいくらでも楽しいゲームあるよ。うん、わかってる。分かってるけど好きだからどうしようもないんだ。楽しいと思える時間が存在するのもタチ悪い。下手の横好きってやつだね。好きならやればいいんじゃない?知らんけど。って読んでいて思っただろう。

 俺が危惧しているのは「下手の横好きで人生終わっちゃったおじさん」になることだ。下手だけど好き。それを続けていて人生のリソース全部割いちゃった♪ほかに何もしてないよ。なんてことになったらあんまりにも無駄遣いしてしまった感がある。客観的な価値も存在しないので評価されることもない。人生の余暇全てかけてもだ。人生それでいいのか、って悩んでいるのが今。

 

 元々運動神経が皆無だから、運動は早々に諦めることができた。しかし、アクションゲームはなんかいけそうな気もするからたちが悪い。本当は運動の「本当に必要な神経」を抽出してるから運動音痴はもっと不利になるんだよなあ。まあ、アクションゲームは適性も運動と同じく適性がない。

 

 

 俺は趣味であっても真面目にやるタイプというか上を目指すタイプだから、その点で適性のない趣味というのは相性が悪いのだろう。ストイックが裏目に出るといえばいいか。真面目カレーに相性の悪いスパイスをこれ以上入れるか悩んでいる。他のスパイスは小説と麻雀と面白師と揃っている。3つもあれば十分なのでは…?だから今ガンダムとの付き合い方を迷っている。”ほどほど”がわからないんだよなあ。

 能力のムラが大きいのだから、絞った方が生産的なんだろうけどね。

 ってゆーかマジで趣味限られてんな。でもソシャゲだけするオッサンにはなりたくないなまだ。

 

 

 

ちなみに三田則房先生はこう言ってる。流石のリアリストだ