面白さを磨く努力

 小説をウダウダ書いた後にTwitterを見る。テキストだけでフォロワーが1000を超えているような辛口アカウントは、俺という弱者男性予備軍が心地よく感じる言葉を延々吐き続ける。そんな時間はいつもふとした瞬間に終わりを告げる。「この人達は受けを狙いに行っている」そう思うと目の前の言葉も薬クサく思えてしまって聞くに堪えない。ただ、やはり彼らは面白い。それだけは事実。

 

 俺は趣味で小説やブログを書くような人間であり、自分を面白いことを考える人間だと思っている。思考の内容がフィクションでもノンフィクションでも。ただ、現実問題俺の言葉や考えの打率は低い。思ったことを推敲も選別もせずただひたすらに垂れ流しにしているからだろう。たまに身内をドカッと笑わせるが、誰も笑わない場面もしっかりある。

 それと比べると世間で面白いとされているものはトコトン打率が高い。打率の違いは何だろう。多分答えは相手に合わせているかどうかだと思う。「これうけるど~」って思ったことのみを吐き出す。うけることを目標に考える。それこそが面白いと評価されるための条件。俺はそう思った。

 

 逆に俺は自分で考えたことを自分で面白いと思って完結させている。自分の直感しか信じていないといったところか。独りよがりなギャグセンスだ。このままだと俺の直感に他人の琴線がマッチングする確率でしか面白いと思ってもらえない。面白さを俺の武器とするならもっとウケ狙わなければ。だけど、ウケ狙いは「俺の直感が最強」という高いプライドが許さない。落としどころを見つけなければ。とりあえず他人と話すときはもっと相手のことを考えるようにしよう。押忍。小説については…わからん。