図書館に行く、だけ

元々別のことを書こうと思ってたけど、案外図書館の内容が多すぎたので。 

 

 今日は土曜日ということなので、優雅にランチに行った後図書館へ行った。本来の目的は「pythonで学ぶ統計解析」系の本を見つけることだったが、微妙にその系統の本が見つからない(python自体の教本かディープラーニングまたは機械学習の本しかなかった)とわかってからは他のジャンルの本を漁った。

 まず心理学。詐欺にあった後輩に働いていた心理機能を調べようと、心理学用語解説図巻をざっと読んだ。本棚に並んでいたアドラー心理学の漫画本もついでに読んだ。自己啓発本は苦手だが、読まねば批判できない上に一般浸透した心理学はもう教養みたいなものだ。思いのほかアドラー心理学は面白かったしハッとさせられた。「これ俺も少し思ってた」というシーンがちらほらあるが、こういう現象を体系的に言語化してあるのを見ると、素直に受け入れやすいし行動指針にも組み込める。しかし、心理学系の本を人前で読んでいるのを見られるとやはり白けた目で見られがちだから、貸出コーナーには持って行かなかった。

 

 次に業界本。本来は自分の決めかねている希望業種について調べる目的だった。データサイエンティスト(実質SE)VSメーカー技術職(開発寄り)。googleで「データ分析 きつい」とか打ち込めばそれっぽい情報にたどり着くが、それだと恣意的な情報しか得られないと考え、もっと信頼できる情報媒体がないかと本を探していた。しかし、案外技術系労働者の声をまとめた本なんてないものである。どこを探しても業界全体の動向を書いた本や、最新技術のまとめ本などしか置いてない。仕方なく俺は各業種の給料まとめ本を読んだ。メーカー技術職は底辺のSEより給料がいい。SEはステップアップが原則。技術職は残業が多い。スマホ弄りで得た情報と概ね同じだ。ただ、他に分かったことが一件。技術職(医者を除く)は総じて給料が低い。大手のメーカー総合職や金融、営業などに就いた方が圧倒的に稼げるということが分かった。滅茶苦茶勉強しながら残業した結果がこれかあ…と。勿論ガッポリ稼げる職業なんてのはデカイ責任とキツイ労働がセットなんだろうけど。

 

 最後に就活本。加藤諦三宮台真司の本を探している途中で、宮台真司の書いた就活本が見つかったため読んだ。これも他人に見られたくないためその場で読み切った。この本自体が10年前のものなので信ぴょう性は低かったが、やはり刺さる言葉が多かった。大手の夢を捨てろ、でも適当にはするな。戦略的にやれ。奮起させられるというよりやる気を削ぐような言葉が多く、ななめ読みしているだけでウンザリした。そして、この本を読んでもまだ希望業種が決まっていない俺にはピンとこなかった。

 

 結局今日借りたのはpythonで学ぶ機械学習系の本と人工知能の本。ディープラーニングの教本だけだ。ここらへんはいずれ社会の主軸になりそうだし、そのための教養として。